ハンドメイドで売りたい! けど売れない! ハンドメイド作家さんからのアドバイスも

ハンドメイドで月にいくら稼ぎたいですか?
売上げではなく、利益で1万円、3万円、5万円? これで食べていこうと思ったら、やはり10万円以上欲しいのが本音ではないでしょうか。しかし、ハンドメイドで稼ぐのはとても難しいのです。

情報バラエティー番組「ヒルナンデス」効果

「ドケチ隊が、人気ハンドメイド主婦に弟子入り!」というコーナーで、タレントさんが匿名でハンドメイド作品を売るという企画があります。意外と簡単に作れているし、フリマアプリで簡単に売れているように見えます。あれを見ると、「簡単じゃない?」と思ってしまうわけなのですが、そうでもありません。

1 個人に家庭教師はつきません!

弟子入りできればいいのですが、そんなつてのある人のほうが少ないと思います。先生がついて、「なにをどうすれば形になるのか」を教えて貰えるのは大きいです。

さあ、ハンドメイド作品を作ってみなさい!と言われても、まず作り方が分かりませんよね。

テレビでは簡単そうにやっていますが、先生がポイントでアドバイスをしてくれているはずです。だからそれなりにうまくいくのだと思います。

2 道具を揃えるとお金が掛かる!

材料費が100円を、1000円で売る!みたいにテロップされると、なかなか厳しいなと思います。

たとえば、流行りのレジン。たしかに、商品1個に掛かった材料費は100円以下かもしれません。ですが、初期投資はそこそこ掛かってしまうのです。

たとえば……
レジン液(1本) 1000円~2000円
レジン型(1個) 数百円~1500円
レジン用マット(1枚) 数百円
レジン用小分け容器、マドラーなど 1つ数百円
レジン用着色剤(1色) 数百円
UVライト(機械) 2000円~3000円
丸カン、ワイヤー、飾りなど(数個入り) 数百円
レジンアレルギー防止のためのマスク、手袋(箱入り)

となるので、初期投資だけで最低でも5000~6000円以上かかることになります。

これに、パッキング費用、送料(制作者負担にした場合)が入ってくるのです。となると、元を回収するだけで6個以上を売り上げる必要があります。

売れなければ投資は回収できません。その分をマイナス計上すると、利益を出すためにはさらに売り上げる必要があるのです。

ハンドメイドが注目されるのは嬉しいですが、番組でみるほど簡単ではないのです。

売れるようになるためには?

minneやCreemaなどのサイトで、ランキングに入るのが一番です。ですが、上位に割って入るのはかなり難しいのが現状です。よほどオリジナリティがあり、ハイセンスな作家さんで、運営さんのピックアップにじゃんじゃん載るようであればすぐにランキングへ入る可能性もあります。

ですが、やはりそういうケースは少ないです。ではどうすればよいのか?
実際にオンライン販売をされているハンドメイド作家さんに伺った、「売れるようになるまでのこと」をご紹介します。

そこそこ売れるようになったハンドメイド作家さんが、これって大事かもと思ったこと

1 売れるまで時間が掛かるので、めげない

すぐに諦めないことが大事だといいます。最初は1ヶ月に1つも売れなかったそうです。それでも長く続けているとコンスタントに売れるようになってきたとか。まったく反応がなくてもめげずに作り続けることが大事だそうです。

また、PV数(自分のページが何回見られたか)を確認することも大事です。お客さんがいないのに売れるはずがありません。気長にこちこつ努力し続けましょう。

2 作品数を増やす

1個や2個では、人目をひかないし、信用されない印象を持っているといいます。まずは数を揃えて、ショップらしくすることが大事だといいます。

3 安くすれば売れるわけではない

値段を下げたこともあるとおっしゃっていましたが、結果としては意味がなかったそうです。ようは、たいして売上げは増えず、利益が減っただけに終わったとか。いろいろ考えた結果、価格を戻したとのこと。

値段を下げるとしても、たかが知れています。10%の値引きをするかどうかを迷うよりは、まずは作品を充実させた方がいいと考えているそうです。

4 イベントに出店してみる

赤字覚悟で、中央のイベントにも出店していたそうです。最初の1年くらいはまったく効果がでず、出すだけ無駄じゃないかとも思ったとか。それでも出店していたのは、同じハンドメイド作家さんとの交流が楽しく、お客さんと直接お話できる機会が貴重だったからだそうです。

こうやって交流するうちに、「こんな商品が欲しいんです」とか「売り切れていた商品なんですけど、作って貰えませんか」という注文を受けるようになったとか。とくに、お客さんの要望に沿って作った商品をネット販売してみたところ、思った以上に売れたそうです。生の声を聞くのはとても大事ですね。

また、minneやCreemaなどのイベントに出店すると、サイトでも取り上げて貰いやすくなるという話も聞いたとのこと。

5 SNSを活用する

TwitterやインスタグラムなどのSNSもやっていたそうですが、最初はまったく成果に繋がらなかったそうです。制作情報やイベントの参加情報を発信していたそうですが、こちらも反応がなくかなり落ち込んだとか。そもそも、SNSも作って情報発信するだけではダメとのこと。

イベントでショップカード(名刺)を渡していたら、じょじょにフォロワーさんも増えてきたそうです。その後、ある程度コンスタンスに売れるようになると、SNSも機能していることが分かりはじめたとか。

すでにたくさんのフォロワーさんがいるSNSを持っていれば別ですが、そうでなければ、こちらもこつこつ育てていくしかないとのこと。

実際のところ、簡単には売れない

売れるようになるまでには、ある程度の時間がかかると考えたほうがいいです。また、作品数も増やしておいたほうがいいですね。こつこつと続けていくことが大切です。

いくつ売れたらいくらになるの?

1つ1000円の場合(材料費300円とする)

販売個数 売上 利益
1個 1000円 700円
10個 1万円 7000円
50個 5万円 3万5千円
100個 10万円 7万円

1つ3000円の場合(材料費1000円とする)

販売個数 売上 利益
1個 3000円 2000円
10個 3万円 2万円
50個 15万円 10万円
100個 30万円 20万円

1つ5000円の場合(材料費1500円とする)

販売個数 売上 利益
1個 5000円 3500円
10個 5万円 3万5千円
50個 25万円 17万5千円
100個 50万円 35万円

※材料費はもう少し安くできるかもしれませんが、手数料も掛かります。

1月にいくつ作れるか?

作品にもよると思いますが、50個くらいが限度かなと思います。
同じ作品ばかり作るのならもっといけそうですが、やはり1作品10個と考えると、デザインを5種類作って、各々10個くらいがやっとのように思います。1点物であればさらに数は減ると思います。

そうすると、1つ1000円の場合、その全てを売ったとしても月5万円。50個作り、50個の注文を受付、50個発送すると考えます。手間を考えれば、売上げ5万円、利益3万5千円の厳しさよ!

単価が高くできるような商品を考え、ブランド化しなければ、売れっ子作家といえどなかなか厳しいですね。

いろいろ考えるよりも、やってみよう!

すでにハンドメイド作品を持っている方は、まずははじめてみることが大切だと思います。ダメもとでやってみるのも大事です。


有名どころをご紹介します。初心者さんへのおすすめは「minne」か「Creema」です。すでに多数の作品をお持ちの方は、ぜひ「BASE」や「STORES.jp」でweb店舗を作ってブランド化しましょう! とくにSTORES.jpは手数料が最安値で、これからさらに伸びてきそうなのでおすすめです。

minne
国内最大級のハンドメイド販売サイトです。CMにも力を入れているので、知名度が高いです。そのぶん、登録している作家さんも作品数も多いです。埋もれない作品を!
月額利用料:無料/販売手数料:10%

Creema
「minne」の次に上がってくるサイトさんです。ただ、個人的にはこちらのほうがオススメです。サイトの人気もどんどん上がってきていますし、はじめたばかりでも売れやすいという噂があるそうです。
月額利用料:無料/販売手数料:10%

BASE
自分でサイトを作成しなくてはいけないので、ハードルが高く感じるかたもいらっしゃるかもしれません。楽天市場のように、個人でweb店舗を作り、BASEアプリで集約するという形です。作品数が一定数あり、サイトを充実できるほうが有利です。サイトの作成自体は簡単ですよ。
手数料がちょっとわかりにくいですが、高い商品を売る場合には「minne」や「Creema」より安くなります(送料にも手数料が掛かるので、だいたい2000円くらいから安くなるのかな)。
月額利用料:無料/販売手数料:3.6%(手数料) + 40 + 3%(サービス利用料)

STORES.jp
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