思ったよりも安かった 小説感想・添削

2020年10月21日小説投稿と通過,小説投稿の豆知識

感想、アドバイスのご依頼、ありがたいのですが……

「小説を読んで貰えませんか?」というご依頼がいくつかありまして。
ネット上のお付き合いがある方の作品は拝見しているわけで、引き受けてもいいかなと思わなくもなかったんですが。すみません。相手がどんな方か多少でも知らないと、感想を送るのも怖いんです。

ようは、多少知っている方であれば、いい点7割、気になったところ3割といった感想が書けます。が、まったく知らない方だと、どこまではっきりいってよいものやらと迷いますし、気分を害されたらどうしようと不安になります。それが怖くてお引き受けできないでいるわけです。

いやいや、感想に文句なんて言いませんよと仰る書き手さんがほとんどだと思うんですが、「サイト運営者なんだから出版社に売り込んでほしいー」ってなメールを頂いたりした結果、「見知らぬ人から原稿預かるの怖い……」となっております。

他にも、リアルの仕事が忙しいって理由もありまして、悩んでいるだけで時間が過ぎ、お断りをさせていただいております。折角、ご依頼いただいたのに誠に申し訳ないです。

とはいえ、感想や添削の需要って結構あるんだなとひしひし感じたわけでした。そうこうしていたら、「作家さんや読書家さんが副業で添削やってるよー」と教えて頂いたんでした。

ちゃんとサイトを通してならば、お引き受けするのも有りかなと思ったんですが……即読み、即レスは難しそうだと現時点では断念。つーか、お高い方はお高いけど、結構お安くてびっくり。これ、時給換算したらワンコイン以下じゃなかろうかって方もいらっしゃる。

『小説 添削』とか『小説 アドバイス』の検索すると、多数の案件がありました。

この純文学作家さんって誰だろ……?
「目指せ小説家デビュー。公募選考委員によるアドバイス!」とのこと。

短編のご対応ですが、安すぎませんか……?
「プロ作家養成ゼミの講評者による、小説クオリティアップ相談」とのこと。

サービスの出品者さんをリストアップしてみました。

一次通過できない作品にもうまい小説はある

以前にも書きましたが、小説の体をなしているのに一次を通らない作品はかなり多いと考えています。小説の体というのは、問題なくするする読める作品のことです。

・ジャンルが要求する文章水準を満たしている(というか、むしろ読みやすい)。
・読み終わったあとストーリーが語れる。
・キャラクタもかき分けができている。

などなどの点を満たしている、普通にお上手な作品がけっこうあると思うんですよね。だけど、通らない。

作者さんからしたら、なんで駄目なの?と思って当然かと。

そもそも、すごい上手い書き手さんや、デビュー経験のある方でも、一次は通るんだけど、二次以降へ行けない、最終が遠いって方がかなりいらっしゃる。

個人的には、「だって上手いけど続きが気にならないんだよね」ってことが多いです。これ、たぶん自分では絶対に気づけない欠点だと思います。小説自体はちゃんとしているし、設定やストーリーだって練られているし、面白いはずなんですが乗れない。

かといって、面白いんだけど乗れないって感想、マジで送れませんから。書き手さんの苦労を考えるといえない。いえないんですよ。だけど、繰り返しますが自分では気づけないんです、たぶん、きっと、絶対。←日本語おかしい自覚はあります。

ということで、有料にはなりますが、お安くご提供している方もいっらっしゃいますし、プロの方もいらっしゃるので、こういうサイトも有りなのかなぁと思った次第。というか、プロの方はお名前出していただきたいなぁ。せめて受賞した賞やジャンルくらいは出してほしいなぁと、自分が依頼人だったら思うかも。