サイトの色々を詰め込んだら最終選考までは行けた話

小説投稿と通過

更新が滞っておりました。実はちょっと読み専辞めて見た的な期間があったんですよ。

管理人も久しぶりに小説投稿をしてみたところ、運よくとある賞の最終選考まで残れました(そして落ちました)。

復帰から最終残留までの流れ

動機

・サイトをはじめたことで、自分が昔書いていたものの粗に気づいたから。
・今ならもうちょっとマシにできる気がしたから。
・無責任にいろいろ書いてたのを、実践してどこまでいけるか試したかったから。

出した作品のスペック

・過去に某一般エンタメの賞に出して一次落ちしたもの。
・ストーリー自体は気に入っていた。
・当時の流行りに寄せた内容だった。
・尖った要素をと思って、悪役ポジがかわいそうに思える話にした(つもりで改稿前は完全に失敗している)。本当の主役はこっちくらいの勢いだったのに全くできてなかった。

改稿した点

・文章はけっこう直した。
・下手だけど表現には凝るほうだったけどやめた。とにかくわかりやすさ重視。
・長い台詞は極力カット。テンポのよい会話に直した(つもり)。
・プロローグ的なものは全排除。頭っから時系列で書いた。
・過去に書いていた最初の1万字くらいはほぼカット。
・物語が起こるところから開始した(※1)
・盛り上がりシーンの尺を伸ばした。
・主人公の過去はもったいぶらず最初のほうで明かした。
・悪役ポジがかわいそうに思える話のはずなのに悪役の出番が少なかったので増やした(さらに後半に並んでいた悪役のエピソードを中盤から書き込んでいった→悪役を魅力的にしようとする努力)。
・セリフだけ読んでも、だいたい何が起こっているのか読者が理解できるようにした。
・当時の流行は今は安定して使われているテーマなので、そのままとした。

※1 わかりやすい例を挙げると、「友人同士→友達の彼女を好きになる→バトル→決着」というストーリーラインがあったとします。友人同士の関係性をカット、同じ子を好きになる話を90%カット、バトルを増やすって感じです。「僕の好きな子は、親友とラブラブです」みたいなところから始めて、即バトル。前のやつは、プロローグで「友達の彼女だと知っていたのに……」みたいに思わせぶりに書いたあと、友人との仲の良さを強調し、どんだけ友人が大事かを語ってた感じ。

ちなみに

これが復帰一作目だったので驚きました。その後、同時並行的に別のも手を入れて送ってみてるんですが、1本は予選通過で、1本は一次で落ちました(片方は短編です。あとジャンルも3本とも同じというわけではないです)。ここらが限界かなと思ってはいるところです。現在は小休止中。

最終に残った自作の振り返り

・おそらくですが、アイディア重視なのは間違いないと思います。テーマ自体はありきたりなのですが、悪役ポジが途中から主役といわんばかりに出張っているのがよかったのかなと思います。ちなみに、悪役ポジが最終的にかわいそうな子だったとわかるので、サブエピソードの印象が当初と最後で変化するようになっているんじゃないかと思います。ただ、悪役が善人反転するような話にはしていません。

・ん年前に書いたものなので、読み直しで客観視できたのがよかったと思ってます。自分が思っている以上に書けてなかったです。あと、ん年前に書いたので、最近の流行りは当然ながら全排除になっています。逆に目立つポイントだったかなと思います。

・文章は凝った表現は極力排除。チュウニビョウか?と思うほど凝った描写があって笑いました。客観的に読むとけっこう滑ってるんだなと気づけたのは大きかった。地の文はところどころ書き込みましたが、会話を見せたいところは極力減らしてテンポ良く緩急をつけるように努力しました。わかりやすさやテンポを重視したのは◎だったと思っています。

・出だしから物語が動くようにしたことと、もったいぶってキャラの過去とかを隠すのをやめたのも◎だったと思います。読者にとってはストーリーの予想が容易につくので安直かなとも思ったんですが、結果的に悪役ポジの変遷(想定外の着地)が効果的になったのではと想像しています。

最終にまつわるいろんなこと

・最終に残ったことのある知人から、「こんなこと聞かれた」的なことを聞いていたんですが、自分の場合はそんなの聞かれなかったです。あと「こんな説明を受けた」的なことも、なかったです。むしろ別のことを突っ込まれてタジタジになりました。たぶん編集さんや賞によってかなり違いがあるんだと思います。

・連絡っていつ頃来るんですか?って話ですが、自分の場合はおおよそ噂通りの日程でした。ただ、(別の賞に残った知人情報では)噂とはかなり違ってたらしいので、噂は話半分に聞くのがよいかと思われます。

・口止めされるんですか?って話ですが、SNSとかで流さないでね~的なことはいわれました。そのため、とりあえず連絡来たっていえないのは当然でして、その後どこまで喋っていいのかもよくわかりません。なるほどみんな口が重くなるよなーと思いました。

・最終に残って一番わかったのは、「最終に残ったこと自体は嬉しい。ただ、最終に残ってもデビューは遠い」ってことです。残ったものの、どうやったら取れるのか全然わかりません。最終に残らなければどうしようもないけど、そこまでいくのも難しいですね。たぶん相性のようなものもあるんだろうなと思いました。どの作品をどの賞に出すのかってけっこう大事だと思います。

・「多少粗があってもアイディアやテーマが傑出していれば最終に残る」と思っていました。ただ、自作を読み返して思ったのが、(自分の場合はアイディアやテーマはそこまで突出してはいないのですが)しっかり書き切れていなければ相手に伝わらないってことです。どんなによいアイディアやテーマでも、相手にその面白さが伝わらなければ意味がないよなと思いました。
 注)ミステリーやSFだとアイディア一発勝負が効いてくる可能性があるかもしれません(過去の知人にこっち系の人がいて、全体的にはかなり目茶苦茶な作品だったんですが某賞でアイディアは良いって評価もらってたんで、可能性はあると思います)

まとめ

しばらぶりの復帰ですが、しばらく完全読者目線で本を読めたことと、このサイトを運営したことがプラスになったと思っています(少しは目が肥えたんだと思われます)。

客観的に作品を見れるかどうかが、作品の質に大きく影響するのだと思います。自分がこれは大事とか、ここは譲れないと思っていたところが、ん年経つと意外にも「なんでこだわっていたんだろう」って部分になっていたりもしました。人の意見とか、読者目線とかをもっと大事にするべきたったなと、今さらながらに思いました。

使えそうな過去作は打ち終わったので、しばらくはまた読者目線で細々とやっていきたいと思います。