キャラクターの作り方!(ライトノベル、キャラ小説編)

2019年12月24日小説投稿と通過

小説におけるキャラクターの重要性

「これができれば最終にもいけるのでは?」と思う要素を上げてみたいと思います。ただし、そのカテゴリで最低限必要な「文章力」「構成力」があることを前提としての話です。個人的な意見ですので、参考程度に見ていただければ幸いです。

キャラクター小説、なろう小説系
・キャラクター設定
・テンプレネタにどれだけ新規性を持たせるか

ライトノベル(公募)
・キャラクター設定
・ネタの新規性

小説を書く基本の力があれば、どの小説においても「キャラクター」が重要であることが明らかだと思います。

キャラクターデザイン

キャラクターデザインの仕方

「キャラの履歴書を作るべし!」という手法をよく見かけます。個人的には、本当に必要なんだろうかと疑問に思っています。というか、盛りだくさんの設定を個々に作って使いこなせるの?と思うんです。

長編なら、主人公、準主役、準々主役数名は必要で、最低限5名~10名が頻出キャラクタになります。小説を書いている人って、この全てに履歴書を作って、管理して、イメージできているの?(とシロウトの私は驚愕しています)

ライトノベルの設定項目というと、名前、年齢、性別、性格、容姿(全体、目の色、髪色、肌色、身長、体重など)、誕生日、職業、経歴、家族、スキル(技名、チート、獲物、属性)、萌えポイント、口調、口癖 などでしょうか?

これを全部設定し、使いこなし、そして把握しているの? 神業じゃない?

必要なことかもしれませんが、自分が作者だったらこんな細かい設定を全員分把握できません。把握し、使いこなしている方は天才だと思いますし、しっかり設定を作って書くというやりかたがあっているのだと思います。が、様々な作品を読んでいてもこれらの設定が活かされているようには(正直)思えません。

よく聞くのが、「履歴書を作って、イメージを膨らませることで、キャラクタに厚みが出る」とは聞くんですが、細かい設定をこれでもかと作ったために、「イメージが薄れたり」「設定を忘れる」というディメリットだってある気がしています。そもそも、個々に設定をしても無意味な気がするんですよね。キャラクタの設定って、キャラクタの関係性によって生まれるものだと思うんですね。

そこで、個人的にオススメしたいのは、一枚の紙(やデータ)に主要キャラクタを纏めておくことです。小説を書くときには横に置いて、それらの設定をうまく入れ込んでいくことをオススメします。

一枚に収めるためにも、「設定項目は最小限に絞る」ほうがいいと思います。針金人間でいいので、キャラクタを並べて身長(や体格)が一見してわかるようにします。その図の中に、名前、年齢(おおよそでも可)、職業、容姿などを書き込んでいった方がいいと思います。

メリット
・一見して体格差が分かりやすい
・全員まとめて見れるので、キャラかぶりに気づきやすい
・Aの容姿がこうだから、Bの容姿は反対にするなどのイメージがわく
・キャラクタ間の関係性も一緒にまとめられる

いくら個別にすごいキャラクターデザインをしたとしても、キャラクター同士が噛み合わなければ意味がありません。ぱっとみて分かるように一枚にまとめ、対比、類似をしっかり考えましょう。また、体格差というのは身長が170㎝なのか、175㎝なのかより、キャラクターの相対比較のほうが大事だと考えます。

私は大長編を読むときには、コピー用紙にキャラクタの相関図のようなものを書いたりします。おもしろい小説というのは、相関関係と設定がうまく作り込まれているなと感じます。キャラクタ個々に設定をするよりも、全体的な設定を先にしたほうがよいように思います(個々に作って、全体像が描けるならそれがベストだと思いますが……)。

個人的には、キャラクタが弱いと思っておられる方は、キャラクタ個々ではなく、相互関係を見直したほうがいいと思います。

キャラクタごとの考察

主人公

主人公のキャラクターに凝らないほうがいいと思います。たぶん、キャラデザに凝る人多いと思うんですよね。突飛なキャラクタだったり、荒唐無稽な主人公は、うまく書ければいいですが、そうでなかったら悲惨です。個人的には、凝るなら主人公よりもサブキャラで凝ることをオススメします。

主人公は、キャラクター小説やなろう小説に「よくあるキャラ」で、普通の感性を持っているほうがベターだと思います。

なぜなら、キャラクター小説、なろう小説はだいたい「一人称」小説です。そうでなくとも、「三人称(主観)」で描くケースが多いと思います(要は主人公の感情が見える三人称)。そこで凝った設定を用いると、感情移入(または自己投影)しにくいと思います。チートやハーレム(逆ハー含)でもいいので、「どこか普通」で「共感性」のあるキャラクタにしましょう。

また、凝ったキャラクタを主人公にすると、「自分語り」をさせる羽目になります。複雑で、凝りにこった「自分語り」よりも、ストーリーを進めてくれ!と私なんかは思ってしまいます。

それに、主人公を普通にすることで、「おかしなサブキャラ」への描写が際立つと思います。

かといって、よくある普通のキャラクタでは面白みがありません。個人的におすすめするのは、「相反する性質を持たせた」キャラクター作りです。簡単にいうと、「不良」なのに「いい人」とか、「見た目はチャラい」のに「真面目」という感じです(こんな使い古されたネタじゃダメだと思いますが)。すでにありそうなんですが、ものすごくもてるハーレムキャラ、だけど女性を前にすると赤面症(のためクールを装う)とか。ようはヤリ○んキャラなのに、実はドーテ○的なやつですね!

具体例を挙げると……
SAOのキリトくん:チートだけど苦悩(またはチートだから苦悩)
ビブリアの五浦くん:本に憧れている、でも読めない
転生したらスライムだった件のリムルさん:主人公、なのにスライム
オーバーロードのモモンガさん:悪役なのに小心者(いい人なのに、ときどき振り切れる)

というような設定です。これ、できている作家志望者さんは少ない気がします。ちなみに、「実はいい人」とラスト付近で分かる、「実は苦しんでいた」と最後にあかされるよりは、さっさとその性質を出した方がいいです。相反するところに、人間らしさが生まれる気がします。

ただ、「実はいい人」などは使い古されているため、全く違う設定をオススメします。

サブキャラ

主人公を普通にするなら、こちらはかっとんでいてもOK。むしろそのほうが面白いかも。そして、サブキャラにも「相反する性質」を持たせることをおすすめします。

また、主人公と対になる設定を入れるとおいしいですね! たとえば、ビブリアでは五浦くんは本を読めないけれど、栞子さんは活字中毒です。

個人的には、主人公をチートより、サブキャラをチートにしてもおもしろいかなと思います。たとえば、「異世界転生しましたが、チートなのは俺じゃなくって親友でした(涙目)」とか。あるかな?

ただ、すべて負けていたら当然おもしろくないので、「だけど親友の好きな人は俺のことが好きだったり」みたいなご都合主義をつける。そして、ご都合主義と思えない出会いストーリー(またはチート嫌いの女の子設定)を作る、とか。
※すでにこういう小説あったら教えてください(2019/12)。

このように、主人公と準主役とに対になる設定を入れると、二つのキャラクタが立つと思います。

おわりに

キャラクター文芸やライトノベルにおいては、「キャラクター」がものすごく重要だと思います。ですが、「個々のキャラクタ」が大事なのではなく、対となる設定、類似の設定など、キャラ同士の関係性のほうがさらに大事だと思います。キャラクターの関係性が分かれば、自ずと立ったキャラクターができると思うのですが、いかがでしょうか?